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歌を歌う

わたしの父は、昔からひどい音痴だったのに
このごろは、下手ながら歌えるようになりました。

 
 

歌っているのは「知床旅情」とか「ここに幸あり」
「赤とんぼ」「ふるさと」などの、主に大昔の歌謡曲や童謡です。

 

 

父は認知症ではないのですが、心の一部が子どもに
戻っているのかしら、と母と話しています。
 

 

だって、昔の父なら、恥ずかしがって
童謡なんて、絶対に歌いませんでしたから(*^^*)

 
 

それにしても、音程が全然とれなかった人が
90歳をすぎてから、まがりなりにも少しは
歌えるようになるなんて、人間のもつ可能性って
すごいな~と感心しています。
 
 

なぜ、歌えるようになったのかは
よくわかりませんが、わたしなりに
なんとなく感じているのは、

 
 

若いころには、社会の中でもまれ、
一応、ある程度の地位もあった人なので

 
 

無意識のうちに、体裁やプライドもあり、
「きちんとしていなければならない」
「恥ずかしい姿は見せられない」
といった気持ちがあったと思います。

 
 

そういう、自分をがんじがらめにしていた
ものが取れてきたために、心が楽になって、

 
 

子どものように歌ってみようかという気持ちに
なったのではないかしらと推察する訳です。

 
 

歌に限らず、踊りや楽器の演奏なども
自分を解放できない人はなかなかうまく
できませんよね。
 
 

かくいうわたしもその一人で、
「上手にやらなければならない」
「自分を出せない」
「恥ずかしい」
という気持ちが強いので、

 
 

なにかを表現することは、すごく苦手です(汗)

 

 

普通なら、歌を歌うときには
音程やリズムを気にしたり、声量があるとか
声にのびがあるとか、いろいろなことが
気になってしまいますが、

 

 

いまの父のように、歌いたいから歌う。
上手下手は関係ない。
歌うことを楽しむ。

 

 

これが、本来の姿なのだろうと思っています。

 

 

老いた父を世話しているつもりで
逆に教えられたり、考えさせられたりするものですね。

 
 
 


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